沿革


東京に本部を置く、国際NGOのオイスカ・インターナショナルを母体として、
マニラ在留邦人子弟の保育のために、1998年6月に開園しました。

教育方針(4つのはしら)


強い身体

健康第一をモットーとし、とんだり、はねたり、走ったり、1日1回はいきをはずませ汗をかき、体力、気力を養います。

きれいな心

子どもの持っている純粋な気持ちを大切にしつつ、友達と手を取り合い、動物に触れ、天真爛漫でだれからも愛されるような心を育成します。

良い頭

子どもは、遊びながら見る力、聴く力、物を扱う力、そして判断力を身につけていきます。
子どもの探求心を満足させ、想像力を養い、感覚を磨き、考えようとする姿勢を培います。

自立心と社会性

いつでも、どこでも笑顔で挨拶ができ、洋服の着脱、食事の行儀など基本的な生活習慣を身につけます。

『三つ子の魂、百までも』といわれますように、乳幼児期に経験したことや、教えられたことは心の深奥部(この部分は往々にして自分にも認識できない『無意識』の世界)に深く刻みつけられて、一生忘れることがありません。

子どもの心は最初、白紙のようなもので、生まれた瞬間から、自らの身体に具わった5つの感覚器官を用いて身近な環境からいろいろな情報を獲得して白い紙のような心に書きこんでいきます。しかも、ここで書きこまれたものは絶対に消すことができません。したがって、乳幼児の生育環境、特に家庭環境、つまり、文化財が大切なのです。

また、子どもは生活そのものを通して基本的な生活習慣(睡眠・清潔・食事・排泄・衣服の着脱)を身につけ次第に自分の身の周りのことは自分でできるようになります。これを、自立とよびます。そしてこの自立がその後に発達する『知能』や『社会性』の基礎になります。さて、幼稚園に入ると同じ年頃の子ども達と遊ぶ中で友達関係をもつことができるようになり、社会で生活していくのに必要な『きまり』を学習していきます。つまり、家庭と幼稚園とでは学習する内容が異なるのです。幼稚園は育児のお手伝いはできても、家庭の代わりをすることはできないと言えます。したがって幼稚園としては家庭と連絡を密にとりながら、保育を進めていきたいと考えています。

代表者


理事長挨拶

当園の開設を主催しているオイスカ・インタ-ナショナル(OISCA)とは 「The Organization for Industrial Spiritual and Cultural Advancement-International」つまり、産業・精神・文化を促進する国際機関です。

東京に本部を置き、主にアジア太平洋諸国を中心に農村開発、人材育成などを進めているNGO(非政府機関)であり、国連経済社会理事の諮問資格(カテゴリ-1)も得ており、ボランティアの精神を大切に地球環境を考え、各国で植林、農業支援、国際交流などの活動に取り組んでいます。

また、教育活動にも力を入れており、日本においては、高等学校、専門学校を設立し、一方、海外においても海外で生活をしている日本人の子ども達のために日本の伝統や文化を伝え、真の国際人としての人格を形成すべく、香港、上海など各地に幼稚園を設立してきました。ここマニラにおいては、マニラにおける保育環境の確保のためにと1998年に設立されました。

当園が今日を迎えることができますのは、在フィリピン日本国大使館をはじめ、マニラ日本人学校、在留邦人及び多数の日本人企業各位のご協力の賜物であります。本当に感謝にたえません。

幼児教育の成果は、20年後に現れると幼児教育専門家の方々より伺っております。幼児教育では、専門的な知識や技術も必要でしょう。しかし、子どもの世界に大人を持ち込んで小さな大人に子どもを仕立てて自発の行動を失った子どもにしてはいけないと思います。

人間形成の基礎づくりに大いに影響を与える人柄、人間性が更に重要です。この為にも豊かな人間性を持って、子どもと一緒に遊べる保育者を迎え、マニラの皆様に安心していただけるよう日夜努力しております。

理事長黒田 祐之進

全オイスカ日本語幼稚園 理事長
オイスカ・インターナショナル 副総裁
公益財団法人オイスカ 中国・香港駐在代表
オイスカ カレッジ リミテッド 理事長
一般社団法人 オイスカ国際カレッジ 副理事長




園長挨拶


子どもの人生を見据えた子育てを

初めて子どもが生まれて、父親・母親になったとき、子どもができた充実感の中で、だれでも、この子は将来こんな人になってほしいという、漠然とした思いを持つでしょう。そして、その思いを胸に、約20年間に渡る子育てを続けていくことになります。

その間に、子どもは周りの人や物や出来事との関わりや経験を通して心身ともに成長し、やがて、社会の中で職業を持ち、自立していきます。子育ては遠い道程で、その道程の時々に経験しておかなければならないことがあり、決して急いだり、経験を飛ばしたりしてはいけないものです。

しかし、親は往々にして成長を急がせたり、目に見える結果を早く求めたり、目先の利益を求めたりします。その結果、子どもを叱ってばかりだとか、将来、子どもの役にも立たないことを子どもに強要するようになることがあります。

そのため、子どもがストレスを感じ、子育てが楽しく感じられなくなったり、親の願いとは異なる方向に子どもが育っていく場合があります。とても悲しいことです。

ここマニラで子育てをしているお父さん・お母さん、初めて子どもを授かったときの気持ちを思い出してみてください。とても子どもが愛しくなると思います。そして、子どもの人生を見据えた子育てを考えるようになると思います。子どもの人生を生きるのは子ども自身ですが、幼児期にその道筋を付け、育てていくのは親の役割です。

オイスカマニラ日本語幼稚園で一緒に子育てをしませんか。

2歳~6歳の時期には幼稚園のような集団保育を通して育てなければならない、人格形成や社会生活の基盤の学習が必要になります。オイスカマニラ日本語幼稚園には、日本で幼児教育を専門に勉強し、実際に保育を経験した優秀な先生がいます。教育的に配慮された教材や環境があります。教育的に配慮された環境のもと、子ども一人一人に愛情を注ぐ教師に見守られ、同年代の子どもたちと関わり、全力で満足するまで遊んだり、活動することが幼児期に必要な生活です。

このような生活の中で、子どもたちは嬉しいこと、悲しいこと、楽しいこと、辛いことなどを直接的に・具体的に体験していきます。この体験が人格形成や社会性、知的好奇心、創造性といった自立した大人になっていくための「根」になります。オイスカマニラ日本語幼稚園では、子どもたち一人一人を大切に育てていきます。

私たちと一緒に、じっくりと子どもの「大きな根」を育てようではありませんか。


園長武田 紀之

学校法人武田学園晴山幼稚園 元園長
オイスカバンコク日本語幼稚園 園長
オイスカシラチャ日本語幼稚園 園長



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